自宅だけでなく屋外でも使える給水方式の変更方法

自宅だけでなく屋外でも使える給水方式の変更方法

住宅について考える場合、インテリアや庭など外観に注意を払いがちですが、設備の見直しも快適な生活を営むためには重要です。たとえば給水方式には大別すると直結給水方式と貯水槽水道方式があり、さらに前者は直圧直結と増圧直結方式に細分することができます。どの方法が最適なのかは、住宅の形態や設置環境によるため一概には言えません。それぞれのメリットとデメリットを比較しながら、自分に合った方式を見つけましょう。ただ比較にとって各方式の特徴を知ることが不可欠ですから、あらかじめ解説本やウェブなどを利用して理解を深める努力が大切です。その上で現在利用している方式を見直し、維持するのか変更するのか、変更するならば業者をどのように選定するのか考えましょう。

各給水方式の特徴について考える

貯水槽水道方式は、揚水ポンプで屋上に設置した高置水槽にいったん水を貯めて、自然流水により各戸へ給水します。メリットは災害などで断水が発生しても水槽内の水は利用できるため、ただちに断水の不自由を感じなくて済みます。しかし水槽内の定期清掃や維持管理にコストが掛かる点はデメリットです。直結給水方式は各戸へ直接水圧によって給水しますから、水質が悪化する心配が少ないのがメリットです。ただし高層階のマンションなどならば、上水道の圧力だけでは日常生活に十分ではなく増圧ポンプを別途設置する必要があります。直結方式はいったん水を貯めて給水しないので、当然ですが災害などが発生すると断水のリスクさらに復旧までに時間を要するデメリットがあります。とはいえ貯水槽の設置が不要な分敷地の有効利用ができます。

屋外給排水工事が必要な場合がある

住宅を建設すると、上下水道を敷地内に引き込む工事が必要な場合があります。敷地に接した道路には通常上下水道が通っており、給水および排水には自宅内と接続してはじめて利用できるのです。道路から敷地までの工事は自治体が行ってくれるものの、敷地内は所有者が自費で行う必要があります。これは新築に限らず給水の方式を変更するときでも同様です。屋外で水が利用したい場合、直結式でも受槽式でも水圧が確保できれば可能ですが、スペースの確保が欠かせない受槽式は敷地の有効利用の点でデメリットです。したがって、事情が許すならば直結方式のほうが良いでしょう。工事の依頼者がする手続きではありませんが、方式を変更する場合は一定書式の届け出が義務付けられます。給水装置の所有者が変わったときに届け出を求める自治体もあるので注意しましょう。