給水方式を変更するならここに注意

給水方式を変更するならここに注意

建物の給水方式にはいくつかの種類があり、建物の規模や敷地条件によって適切な種類が異なります。この方式には、水道直結方式と受水槽方式の2種類がありますので、変更する場合はそれぞれの特徴やデメリット、注意点も正確に理解しておくことが大切です。メンテナンスコストだけではなく綺麗な水への関心が高まっているため、受水槽方式から水道直結方式への変更が推奨されています。自治体それぞれに規定がありますので、給水方式の特徴と同様に各自治体の水道局で事前に確認しておく必要があります。種類によっては、自治体に認可されていない場合がありますので注意が必要です。最適なものを導入するためには、それぞれのメリットやデメリットも事前に理解しておくことが大切でしょう。

直圧直結方式と増圧直結方式の注意点

水道直結方式には、上水道から直接給水する水道直圧直結方式と、上水道の本管からの圧力だけではなく増圧給水ブースターポンプを使用する増圧直結方式があります。直圧直結方式は、上水道本管からの圧力だけで水を送りますので3階建ての建物以下に採用されますが、条件を満たしていると5階までの給水が可能な自治体があります。注意点は、停電時の給水ができなくなりますので事前に知っておくこと大切です。増圧直結方式は、衛生面では水質汚染の可能性が低く適する建物の規模は4階建て以上となっています。停電時の給水は上水道本管の圧力範囲までは可能ですが、ブースターポンプのスペースが必要になります。断水しないで簡単にメーター交換が可能なメーターバイパスユニットの設置を義務付けている自治体もありますので、注意が必要です。

高置水槽方式と加圧給水方式の注意点

高置水槽方式は、高置水槽からの重力で給水しており圧力も比較的安定しています。衛生面では定期的な清掃が必要で、変更する際の注意点としては受水槽や高置水槽、揚水ポンプの設置スペースが必要となります。また、高置水槽は構造的にも影響が大きく、建築費用に影響が出るためコスト的に最も高額になるといわれています。加圧給水方式は、受水槽に貯めた水を加圧給水ポンプの圧力で給水しますので圧力の変化が一定という特徴があります。変更する際の注意点は、受水槽の清掃が必要なだけではなく、停電時の給水は不可で、受水槽は定期的なメンテナンスが必要になることです。断水時の給水は、受水槽内の水を利用することができますが、高置水槽方式と同様にメンテナンスを行うスペースが必要となります。